手足にできる角質増殖型白癬
角質増殖型白癬は、足の裏側全体の皮膚ががカサカサの状態になり、白い粉をふいたようになってしまう水虫の種類です。乾燥するあまり皮膚のヒビ割れも生じてしまって、歩行が困難になるほどの痛みがある場合もあります。

この水虫の症状は、角質層が厚い場所であるかかとを中心として広がっていきます。
一般的に考える水虫は、かゆみがあったり水疱ができたりするものですが、この角質増殖型白癬の場合、かゆみはさほどひどくなく水虫だと気付かないケースもあります。
水虫菌は高温多湿を好むので、他の水虫の場合には通常、冬季になると症状が薄れますが、この角質増殖型水虫の場合には、年間を通して症状がさほど変わらないという特徴もあります。このことも水虫と認識しにくいという理由のひとつでしょう。
また、角質増殖型水虫は手にも及んでしまうことがあります。手の場合には足にできる角質増殖型水虫とちがい、初期症状は、かゆみもあり水疱もできます。しかし、手にできる水虫も、数年を経過すると皮膚がむけたりします。
足に水虫ができていても気付かない場合、次に手に水虫ができてもかゆみもさほどないことから、単なる皮膚炎だと勘違いしてしまうこともあります。皮膚炎ではステロイド剤を使用するという認識がある方が、自己判断でステロイド剤を使用してしまうと、水虫であったときには症状を悪化させるばかりですから注意が必要です。
この角質増殖型水虫は角質をあちこちに落としてしまうので、家族や他の人へ水虫をうつしてしまう可能性が高い水虫です。他の人に水虫をうつしてしまわないためにも、皮膚の異変を感じたら素人判断せずに皮膚科を受診するようにするようにしましょう。