水虫はペットからもうつされる可能性がある
家で飼っているペットなどから、水虫が人間にうつってしまうということがあります。

ペットに住みついている水虫菌は、動物好性菌と呼ばれ、ペットの毛を生きる糧としているそうです。人間の水虫の場合には、水虫は足に感染することが多いのですが、ペットの場合は、体のどこにでも水虫が感染する可能性があります。
ペットから人間が水虫をうつされてしまった場合、一般的な足の水虫ではなく、体部や頭部に感染する場合がほとんどです。というのは、ペットからの水虫の感染は、ペットを抱いたりした時に起り、ペットが人間に触れやすい場所だという理由があります。
ペットからうつされる水虫菌で一番多いのが、ミクロスポルム・キャニス(犬小胞子菌)という水虫(白癬)菌です。この水虫菌はもともと日本にはいなかった種類の水虫菌なのですが、ペットブームに乗って外国よりペットと一緒に輸入されてしまったという経緯を持ちます。
当時、この水虫菌に感染していたのは、外国生まれのペットを飼っている一部の人間に限られていたわけですが、ペット同士の接触やペットショップ内での感染もあり、時間の経過に伴って外国のペットのみならず、日本産のペットにもみられるようになってしまいました。
筆者も犬を飼っているので、一瞬ギクッとしました。ペットが水虫にかかってしまっている場合には、ペットの皮膚に湿疹状のものができたり異常な脱毛が起こりますから、飼い主として見過ごさないようにしなくてはなりません。
万一、ペットに水虫の症状が見つかったら速やかに獣医の診察を受けるよう、また、人間も感染していれば同時に皮膚科の診察を受けるようにします。